ブライダル・エピソード
ウォリス・シンプソン夫人のエピソード

プラチナ・フォトフレーム
(1947年:カルティエ製)
愛のあかしとして有名なエピソードをご紹介します。
稀有なジュエリーコレクターとして名高いウォリス・シンプソン夫人。そして彼女と結婚するために王位を捨てた英国のウィンザー公爵。そんな情熱的なふたりが選んだマリッジリングは、カルティエのプラチナ・リング。
シンプソン夫人は「イブニングドレスに似合う唯一のジュエリーはプラチナ」と、プラチナの特別な価値を認めていました。
そんなジュエリーを愛してやまない彼女に、ウィンザー公爵は素敵なプレゼントを贈りました。プラチナ製のポケット・フォトフレームです。フレームの表には夫人のイニシャルが、内側には"1947年-More & more & more"という愛のメッセージが刻まれ、その反対側には、ウィンザー公爵と夫人のふたりのカラー写真が収められています。
シンプソン夫人のことを愛してやまない公爵だからこそ、深い愛情をこの小さなフォトフレームにこめたのでしょう。そして、それは年月を経ても色あせないプラチナでなければならなかったのでしょう。

愛のメッセージ入り
プラチナは、「結婚」という人生で最も大切な誓いを託すのにふさわしい貴金属なのです。
"ブライダルリングと左手薬指"のエピソード
"ブライダルリングは左手薬指"の習慣は、「左の薬指には生命を司る血管が通っている」という古代エジプトの伝承が元になっているそうですが、世界中に広まるまでには各地にいろいろな風習があったようです。
- 古代ローマではエジプトの伝承に従い左の薬指
- 9世紀のプロシャのルイージア女王は、右手の小指に
- イギリスの古い風習では、親指の第2関節が
聖母マリアの象徴だったため左の親指
- 15世紀イタリア貴族の結婚式では、花嫁は左の薬指、花婿は小指
- ルーベンスが17世紀に描いた画絵「代理人による結婚」では、
左手の人差し指