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"ジュエラーが語るプラチナの魅力"
「ジュエリーシュガー」佐藤さんに聞くプラチナ哲学

本格的なジュエリーサロン「ジュエリーシュガー」のオーナー兼デザイナーの佐藤道也さんに、オーダージュエリーや
プラチナの魅力についてお伺いしました。

プラチナの魅力について

―佐藤さんが感じるプラチナの魅力、ホワイトゴールドとの仕上がりの違いなどをお聞かせください。

プラチナで一番はじめにイメージすることはやっぱり「白」ですね。純白の白を表現したいときにはプラチナを使います。ダイヤや色石などとの相性もいいですし、細い爪でも色石をしっかりとつかむことが出来る、繊細な細工が出来るところがプラチナの魅力です。
質感はあくまでも「しっとり感」があって、なおかつ重みがあるのがプラチナ。お客さまにも「ホワイトゴールドとどう違いますか」と聞かれるときがあるんですが、ホワイトゴールドは軽い感じがあります。また、ホワイトゴールドはメッキをして仕上げると(色が)薄っぺらく感じてしまいます。
服に喩えるならば、プラチナはカシミアの白、ホワイトゴールドは綿の白、といった感じです。 プラチナですと重くなりがちですけども、そんなときはカタチに変化を持たせればいいんですね。爪の立て方を工夫したり。ホワイトゴールドも色々試したんですけど、どうもうまくいきません。


―なるほど


プラチナのもうひとつの良さは、ホワイトゴールドと違って化学変化がないことです。
いつまでも純白を保てますよね。ホワイトゴールドはメッキですからそこが違います。
反対に言うと、プラチナは作るときによほど綺麗に作っておかないと、それがそのまま仕上がりに残ってしまいます。
ホワイトゴールドなどは"電解"で一皮むくこともできますが、プラチナでは出来ませんから。
プラチナは手間がかかる分、お買い求めいただいた方には一生ものとして、いつまでも輝きを楽しんでいただけますよね。プラチナでしっかり作られているものは、やっぱりすばらしいです。


プラチナが活きるデザイン

―プラチナに向いているデザイン、プラチナだからこそ出来るデザインとはどんなものでしょうか?         

ふんだんにダイヤモンドを使う場合はプラチナが向いていますね。やはりプラチナは独特の輝きを持っています。金ですとダイヤに裏写りしてしまいますし。また、プラチナは白い世界感を作ることができて、とても綺麗です。

気をつけなければいけないのは、プラチナの地金をふんだんに使う場合に重さが出てしまう点です。プラチナを使うとなぜ重さやしっとり感が出るかというと、プラチナは比重が高い貴金属だからです。プラチナの方が比重が高いですから、同じ面積の金と比べると明らかにプラチナの方が重たく感じます。よく作れば作るほど、その違いがはっきり出てしまうんですよ。その重みの違いをうまく捉えてデザインしないといけません。
プラチナを「おばさん向けのジュエリー」と言う人がいますが、そういう風に見られるジュエリーというのは、あきらかに仕上げが悪く、質量をうまく活かせていないからです。

―ジュエリーシュガーが得意とするパヴェセッティングについていかがでしょうか。

金でもメレダイヤを使ってデザインすることはあります。それはそれで綺麗なのですが、私は基本的に「白」が好きですので、プラチナで作った方がやっぱり綺麗です。それに金の爪だと、ダイヤに裏写りしてしまいますから。
また、金は同じグレードの石をつかってもカジュアルに見えてきます。
それに比べてプラチナの場合は、フォーマルというか、キチッとしたイメージに見えてきますよね。キチッとした感じが好きではない方には、デザインを考えないといけないと思います。


―パヴェセッティングのプラチナ・リングでもカチッとさせたくない場合はデザインで工夫する、ということですね。

そうですね、少し遊んでみるといいですね。
ただプラチナで遊ぶといっても、硬いデザインのものを作る人は
柔らかいデザインをするのが苦手ですよね。
例えば、スーツメーカーさんが作るカジュアルは今ひとつ遊べないというか、つまらないんですよね。
一方で、カジュアルメーカーがつくるスーツは妙にキチッとしていて着られないですし。
スーパーブランドはその辺のさじ加減がうまいですね。

いずれにせよ、ジュエリーをしっかり作れば自ずと品格が出てきます。
プラチナの場合は特にその品格が重要ですからね。


―カジュアルなデザインであってもどこか品格が漂うのがプラチナ、ということですね。


日本人とプラチナについて

前から言ってるんですが、日本女性はやはり繊細ですよね。スタイリストの方で
「日本人は有色人種だから金の方が似合う、白いプラチナは似合わない」なんておっしゃる方もいますが、
それをいうならば、白人はプラチナよりもゴールドを着けている人の方が多いですから。
そうではなく、日本人の肌質とか繊細感に合うものとして考えないとダメですよね。
日本人には博多人形のような肌質の人が多いですから。そういう方にはプラチナが似合うと思います。


―プラチナは着物にもよく合いますね。では、日本女性がより素敵にプラチナを着けこなすために、
佐藤さんからご覧になって、アドバイスなどありますでしょうか。

カジュアルな格好にはプラチナは似合わないと思われるかもしれませんが、キャミソールなんかの現代的な格好をする人でも、品質のいいものを着ていればプラチナとも合うと思います。キチッとしたもの、上質なものをポイントで使うと全体のバランスが取れるのではないでしょうか。

あと、パーティの華やかさにプラチナは似合わない、ゴールドの方がいいという人がいるかもしれませんが、プラチナこそオールマイティに使いこなせるということを知っていただきたいです。
例えば、プラチナ製のティアラはあっても、金のティアラなんかは見たことがないですよね。
普段、金をつけている人がプラチナをつけるとイメージが変わります。その人の品格が上がるというか。
そういった使い方が出来るものプラチナの良さだと思います。

―興味深いお話をありがとうございました。

「ジュエリーシュガー」サンローゼ赤坂店 

東京都都千代田区紀尾井町4-1 ホテルニューオータニ1階 サンローゼ赤坂
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